Projects - MEETのプロジェクト

eJournalPlus

批判的読解力を育成するためのTablet PCソフトウェア

ソフトウェアの概要

初等中等教育ばかりでなく、高等教育においても、近年、学生の読解力の低下に懸念が示されてきています。

MEET eJournal plusイメージ図 MEET eJournalPlusは、批判的読解を高める学習活動を支援するためのソフトウェアです。このプロジェクトでは、Tablet PCによる直感的な操作により、学習者が様々な文章を構造的に理解するとともに、批判的に読み解き、文章内容にしっかりと立脚した形で、自分の意見を述べられるようにすることまでを目指します。

上記の学習活動を支援するために、eJournalPlusは次のような機能を備えています。

  • 電子的文書に対する下線引き・コメント機能
  • 文章構造を整理するために、下線引き部分から直感的にコンセプトマップを描画する機能
  • コンセプトマップをもとにして、レポートの作成を支援する機能
  • ネットワーク(eJournalPlus ServerあるいはWindows Live@edu)を介して相互コメントを行うことができる機能

本ソフトウェアは、Shared Sourceの形でMicrosoft CodePlex上で順次公開しています。2009年3月にVer.1.1を公開しました。

このソフトウェアを活用して、コンセプトマップを描画しながら読解を進めることで、学生は文章に書いてある事実・根拠をもとにして、自分の意見を生成することができるようになるということが分かり、このソフトウェアが建設的な批判的読解を支援できることが分かりました。

MEET eJournalPlusを使った読解活動図

eJournalPlusはオープンソースのフリーソフトウェアです

MEETでは、これまで鋭意ソフトウェアの開発と、学習効果の分析・研究を進めてきましたが、開発したソフトウェア本体をオープンソースのフリーソフトウェアとして、一般の方々に公開します。

このソフトウェアは教室での実際の利用に耐えうるように、これまで品質向上に努めてきましたが、一部動作に不具合が生じることがあるかもしれません。また、一部使いにくい部分があるかもしれません。そのようなことがありましたら、コメントフォームでご報告ください。

どのようにしたら、eJournalPlusを使うことができるのでしょうか。とても簡単です。

  1. まず、.NET Framework 3.5 Service Pack 1をダウンロードしてインストールしましょう。
    *これまで使用されていた方も、Service Pack 1へのアップグレードが必要です!
    ※こちらの「必要システム」をご確認の上インストールしてください。

  2. 次に、ダウンロードページからeJournalPlusをダウンロードして、マニュアルにしたがってインストールしてください。

  3. 次に、読む文章をMicrosoft Word 2007で作成し、「Microsoft PDF/XPS 保存アドイン」を使ってXPSドキュメントとして保存してください(ただし、横書きに限る)。なお、上記以外の方法で作成したXPSドキュメントではソフトウェアが正しく動作しません。

  4. eJournalPlusを起動し、作成したXPSドキュメントを開けば準備完了です。

eJournalPlus Serverをお試しください

Version 1.1から、eJournalPlus Server上でのコメント交換機能が増強されています。Serverは、2009年3月末に配布を開始する予定ですが、それまでお試し用のeJournalPlus Serverを公開しています。「機能設定」から以下の項目を入力してください。

  • E Journal Server Address設定に、「http://133.11.55.170/EJS/PublicService」と入力します。
  • 「コース登録」をクリックします。
  • ログイン画面が出るので、ユーザ名「sample」、パスワード「sample」を入力します。
  • Sample Courseがあるので、それをコース登録します。
  • 「新規作成」で、「公開サーバ」ボタンを押すと、ログイン画面が出るので、ユーザ名「sample」、パスワード「sample」を入力し、ドキュメントをダウンロードします。それを使って、文章を読んでみてください。
  • 公開の方法や、コメントの利用方法は、同梱のマニュアルにありますので、ご参照ください。

ダウンロードして、試用してみてください

あなたが、もし情報通信技術(ICT)やタブレットPCを教育に活用するのに興味があれば、あるいは学生の読解力の育成に興味があれば、ぜひダウンロードして試用してみてください。

タブレットPCを持っていらっしゃらない?そんな方でも大丈夫です。マウスを使って、文章に線を引いたり、構造図をまとめたりすることも、かんたんにすることができます。このソフトウェアはタブレットPCで最高のパフォーマンスを発揮しますが、MEETでは、普通のパソコンをお持ちの方でも十分ご活用いただけるように開発してきました。

このソフトウェアは研究開発で生まれたものですので、一部動作に不具合が生じることがあります。また、一部使いにくい部分があるかもしれません。そのようなことがありましたら、ぜひこちらの「コメントフォーム」でご報告ください。

また、ソフトウェアの改良に興味がある方は、ぜひMicrosoft CodePlexをおたずねください。CodePlexでは、ソースコードを頒布しているほか、最新の技術情報の交換もしています。

なお、これらのお問い合わせには可能な限りお応えしますが、必ずしもすべてのお問い合わせに対応させていただくものではありませんので、あらかじめご了承ください。

下のリンクから、ダウンロードページにぜひアクセスしてください。

ダウンロードページに進む


【2009年4月30日 お知らせ】
eJournalPlusクライアントのコメント機能の拡張に伴い、ダウンロードファイルの更新を行いました。
コメント機能を利用するには、下記2つの方法があります。
1)WindowsLiveSpace の利用
  クライアントのマニュアルに従いご利用ください。
2)eJournalPlus Server の利用
  CodePlex の eJournalPlus ダウンロードページから、
   ・eJournalPlus Server setup package v1.2
   ・eJournalPlus Server Manager
  をダウンロードし、マニュアルに従い、セットアップを行ってください。
*Japaneseと書いてあるマニュアルは日本語版です。適宜参考にして下さい。

開発スタッフ

  • 望月 俊男:東京大学大学総合教育研究センター 特任准教授
  • 西森 年寿:東京大学教養学部附属教養教育開発機構 特任准教授
  • 椿本 弥生:東京大学 大学総合教育研究センター 特任助教
  • 大浦 弘樹:東京大学大学総合教育研究センター 特任研究員
  • 佐藤 朝美:東京大学大学院学際情報学府 後期博士課程
  • 渡部 信一:マイクロソフトディベロップメント株式会社 ソフトウェアデザインエンジニア
  • ヘンリク ヨハンソン:日本SGI株式会社 ソフトウェアアーキテクト
  • 松本 健一郎:日本SGI株式会社 ビジュアライゼーションコンサルタント
  • 浜田 三千代:UXデザイナー
  • 中村 裕司:株式会社スパイスワークス システムエンジニア
  • 大野 喬史:株式会社スパイスワークス プログラマ